今年は生誕300年ということで何かと話題の伊藤若冲。
今まで、それほど話題になった事のなかった天才。
京都では生誕300年を記念して3つの展示会が開催されています。
先日、相国寺で開催されている『伊藤若冲展』と京都市美術館で
開催されている『生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲』を鑑賞してきました。
若冲の何がすごいって、ずばり目を見張るほどの画力です。
彼は点描を駆使して、立体的に奥深い作品を創り出しているのです。
例えば、この『雪中雄鶏図』
それほど珍しくないように見えます(失礼 コホン)が・・・
実際は、こんな風にものすごく細かい点が描かれているんですよ。
虎の体毛なんかも、筆で描かれたとは思えないくらい細い線がびっしりと描き込まれています。
私は、これで若冲の世界に一気に引き込まれました。
今年、生誕300年ということで急に注目を浴びていますが、これほどの画家が今まであまり知られていなかったのも、とても謎めいていて魅力を感じます。
みなさんもお出かけして謎の天才画家のアートに触れてみるのはいかがですか?
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